カットフルーツBuy1Take1祭り
私の住むフィリピンだけかどうか知らないが、ここでは人々の購買欲をそそるやり方としてBuy1Take1(バイワンテイクワン)という手法が非常にポピュラーなのだ。
Buy1Take1とは文字通り「一つ買ったらもう一つ持ってけドロボー」という江戸っこみたいなやり方だ。
フィリピン人とはオマケ的なものに魅力を感じる国民性なのかもしれない。
一方、日本人はオマケが貰えるというよりも元の値段からどれだけ割引がされているかということに魅力を感じるディスカウントLOVEな国民性だ。
最近ではBuy1Take1に対抗してBuy1Get1という言い方をわざと採用しているスーパーもある。
先日、昨年から再開したインドアサイクリングでいつものようにレッドゾーンの上のブラックゾーンまで自分を追い込み、まるで体を雑巾のように絞ったあとで、同じ建物にあるスーパーマーケットへ野菜を買いに行った。
せっかくエクササイズしてもフィリピあるあるなライスと肉とソーダのデブメーキング祭りじゃ元も子も無いだろう。
目的のレタスとトマトは手に入れたが、モヤシが見当たらない!
スーパー内をウロウロしていると日本人の知人S氏に遭遇した。
「あらっ、今日は置いてないですね残念」
彼の家はその施設から程近いところにあり、スーパーマーケットの常連客らしく店のスタッフよりも商品に詳しい。
彼はカットフルーツコーナーを指さした。
「これね、夜7時過ぎると1パック詰め放題でそれがBuy1Take1になるんですよ!」
「そうなんですよ。単価の高い奴を中心に詰め込むのがコツです」
もしスーパーにこんな店員がいたら超嬉しい。
そう言いながら彼は単価の高いポメロを容赦なくどんどん詰め込み始めた。
「でも、全部ポメロだと怒られるので違うものをチラホラ乗せてカモフラージュします」
さらに自分のほろ苦い経験付き。
※ポメロとは夏みかんのような種類の果物
S氏の解説を聞いているとなんだか自分も欲しくなった。
こんな店員いたらすぐに店長だろう。
すると、S氏の知人の日本人がやって来た。
歳の頃はそうさのぉ27歳位か。
語学学校を経営しているそうだ。
セブに似合わない都会的な雰囲気だ。
彼もこのスーパーのカットフルーツのファンらしくS氏と同じく単価の高いポメロを中心に詰め始めた。
「朝食はフルーツなんです」
私もそのセリフを是非いただくことにした。
ボサツイート
朝食は南国らしくフルーツ盛り合わせです🍇🍊🍋🍌
なんか都会的だ俺😎
ふと気づいたらフィリピン嫁がガチガチに冷凍してた😭😭😭 pic.twitter.com/Vew1rkCRzm
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) January 15, 2020
カットフルーツ詰め放題Buy1Take1のお得さに日本人が集まってくる。
しかも単価が高いものをちゃんと選ぶってのがフィリピン人とは決定的に異なると思った。
【PRフルーツ】
カットフルーツの罠
翌日、S氏からメッセージが来た。
「今日も買ってしまいました」
流石はスーパーマーケット博士のS氏だ。
抜け目なくコスパの赤いポメロを中心に高単価の王様グレープもちゃんと入っている。
その辺の入れ方は流石にプロだ。
私なら欲張り過ぎてフルーツが潰れるまで押し込んでしまうだろう。。。
「ヤンキーインド人グループがこのコーナーのカットパパイヤを素手で掴んで戻したら、警備員に見つかり全部買わされていました(^o^)」
「いや、あんなことする奴らめったにいないと思います。ガードがブチ切れてましたから。棚のパパイヤ全部秤にかけて買わされていました。会計済ませたあと悪態ついて商品持ち帰らずに帰って行きました」
想像が追い付かないがとても手が汚そうだという事だけは確実に伝わった。
「今日のことで、更に監視が厳しくなるといいですね。おばちゃんに、ワッタサイコパス!て罵られてました」
ワッタサイコパス:What the psychopath このサイコパス野郎
夜7時になるとカットフルーツBuy1 Take 1祭りが始まるセブ島のスーパー🎉 2パックで詰め放題170ペソ✨
しかしそのフルーツにはとんでもない罠が潜んでいるのだった😭続く。。。 pic.twitter.com/8wBiSFAcPx
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) January 15, 2020
手掴みで触ったものを元に戻す技はインド人だけの専売特許ではない。
コンビニのドーナツも手掴み
#フィリピンのコンビニ にはドーナツ販売コーナーが必ずあるのだが、客は素手で掴んで戻したりするとです🤐#雑菌フレーバー#ドーナツであたる理由#コンビニでに注意事項 pic.twitter.com/LxaTYL34v9
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) December 25, 2019
結論
そうなのだ!
色とりどりと並んでいるカットフルーツには様々な罠が潜んでいる。
手掴みで掴んで戻したり、スタッフが手を洗わずに果物を握ったり、包丁に雑菌が付いたままカットされたりする可能性がたっぷりあるのだ。
かといって洗って食うのも味が落ちるし。。。
私は皮をむくのが面倒くさいタイプなので出来ればカットフルーツをそのままガッツリ食べたい。
簡単に手に入るものには理由がある。
腐りかけていたとか。。。
当たるも八卦当たらぬも八卦精神でいくしかないか。。。
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