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勝ち組のフィリピーナ
代々続く果てしないフィリピンの貧困から脱出するためには外国人と結婚するのが確実な方法である。
つまり、外国人の夫を持つフィリピーナは勝ち組とされるのは紛れもない事実。
逆転ホームランな人生。
まず、初期症状として食生活が豊かになりふくよかな体型になる。
そして、着ている物や持ち物が急激に変わる。
マダムと呼ばれ勘違いしちょっと高飛車な態度になる。
つまりフィリピン版の成金というわけだ。
妬みと偏見
つい最近まで貧困枠の生活をしていたくせに、まるで宝くじにでも当たったように変わった人生。
当然のように世間からの妬みや偏見、そして風当たりが強い。
「外国人と結婚しているフィリピーナは皆ポクポク(売春婦)だ」
人間の学習能力が作り出す想定。
実は私も外国人と一緒にいるフィリピーナを見るとついそういう目で見てしまうことがある。
そういえば、私もフィリピンでは一応外国人の端くれだ。
ということは、うちのティムもそこはやはり例外ではなくステレオタイプな見られ方をする。
このパターンはかなり鉄板で、ティムと私の組み合わせは元ポクポク(売春婦)とカモにされた外国人のカップルに見えるようだ。
しかし、ティムはそう勘違いされて怒るどころかどことなく嬉しそうにさえ見える。
この魔訶不思議な現象は昔マニラでも見たことがある。
自意識溢れるフィリピン人
私がマニラで働いていた頃、同じ職場にタンボックでバテな女性の英語講師がいた。
※ビサヤ語でデブで不美人という意味
歳の頃はそうさのぉ25歳位。
妙にアメリカのカリフォルニアガールを意識しており、英語の発音はなかなかのものだったが、フィリピン人英語講師はやはり見た目が最優先。
ちょっと残念なタイプだった。
「私ね、去年マレーシアに友人4人と働きに行くはずだったのよ」
「そしたらね、とんでもない悲劇が起きたの!」
「マレーシアのイミグレーションで私だけ入国拒否されたのよ」
「お前は売春に来たんだろって言われたの」
そう言って彼女は腰まであるロングヘアを自慢げにかきあげた。
一緒に行った4人は入国が許され、自分だけ言いがかりをつけられ入国を拒否されたとなると人生史上最大の悲劇のなずだが全然残念そうじゃない。。。
なぜだ?!
そして数年後、モヤっていた霧が晴れた。
うちのティムが時々元ポクポクだと勘違いされ怒るどころか密かに喜んでいる様子をみて私の脳内に稲妻が走った。
“売春婦=セクシー”
つまり、自分はセクシーだから「色気を武器に男を悩殺した女」だと勘違いされたという思考回路。
あのマニラの自意識最高なフィリピーナ英語講師もきっと同じ思考回路で「自分はセクシー過ぎたからマレーシアで入国を拒否されたのだ」と自慢をしていたのだ。
難しい!!
変化球過ぎる!!
プライドが高いフィリピン人なのに社会的地位の錯誤よりもセクシーであるという評価に喜んでいる。
フィリピーナという生き物はやはり摩訶不思議だ。
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