【カトリックってどんだけ?】
東南アジア唯一のキリスト教国と説明されるフィリピン。
間違いではないがそこをあえてブレイクダウンする必要を強く感じる。
カトリック国であると具体的に意識することでフィリピンがフィリピンである所以が見えてくるだろう。
よくアメリカの映画で国境を越えメキシコに入った途端、危険で貧しい無法地帯へと一瞬で変化するシーンがドラスティックに描かれる。
私は昔フィリピンに縁もゆかりも無かった頃メキシコとの区別が曖昧だった。
まるで東京の人が島根県と鳥取県の区別がつきにくいような感じ。
ちょっと余談だが九州人の多くは岩手と秋田の位置関係が実は分かっていない。。。
キリスト教は大きく分けてカトリックとプロテスタントに分かれる。
エクソシストで黒い服を着て悪魔を追い出す人は神父それとも牧師?
仏教徒である日本人にとって神父と牧師の区別も曖昧。
しかしどこがどう具体的に違うのか、フィリピンにかかわる人はハッキリさせて置いた方が良いだろう。
【パッと見の比較表】
【大統領より宗教?】
両者の違いを比べると明らかに宗教の特徴がフィリピンに影響しているのが分かる。
フィリピンの発展は大統領より宗教を変えるほうが早いのかもしれない。
特に懺悔の有無は決定的だ。
悪いタクシーの運転手も教会の前を通ると一瞬十字を切るが、その後わざと遠回りしたりお釣りくれなかったりする。
カトリック教会は免罪符を発行し、免罪符を買うと罪が浄化されるという。
それマズイやろ?
という事をマルティンルターという人が言いだし、戦ったりしてプロテスタントというグループが出来た。
言うなればカトリックは一世代的な古典的宗教で、プロテスタントは二世代目。
その分進化している。
兄弟姉妹の数。
3年前に大学のクラス120人の平均をとったら7人兄弟だった。
その時イグレシアニクリストの家の学生は二人姉妹だったのが印象的だった。
一覧表の最後の項目家計ではカトリックは貧しくプロテスタントは豊か。
表にない項目が人生の自己満足度。
恐らくフィリピンは貧しくとも自分らしく生きれる楽しい国。
その部分が一手に負の部分とのバランスを取っていると感じながら生活している。
フィリピンを発展させるには大統領より宗教?
しかし日本と同じようになっても楽しくないので、結局このままが良いという落ちへ流れるのだった。