初めての海外でしかも行先がフィリピンという変な日本人はほぼほぼ留学生だ(笑
若い人は真面目に英語をやろうとして来るのだが、40歳を超えた男性留学生の95%は心に秘めた真の目的がある。
「モトボサツさん、夜どっか面白いところない?」
来たぁぁぁ~!
「あとさ、風呂のあるホテルないかな?」
風呂というのはバスタブを意味する。
特にシニア層は風呂が無いとダメな人が多い。
ババエと風呂でイチャイチャしたいとモロ顔に書いてあるぞ。
ところでセブで手っ取り早く風呂のあるホテルといえばホテルエイシアかマンダリンかハロルズ。
立地的にはマンダリンだが、老朽化がかなり目立ち、M6以上の地震が来たら間違いなく一瞬で崩壊する予定。
消去法でハロルズ(Harolds)となる。
しかし、ハロルズも全ての部屋に風呂があるわけではなく、デラックス以上の部屋のみだ。
2018年2月のデラックスルームは4200ペソ。
「へぇ、安いね。いいよそれで!」
時間もオカニもたっぷりある日本人シニアにとって4200ペソで風呂イチャが出来たら安いもんだ。
もちろんベッドはツインではなくクイーンサイズをチョイス。
パロパロ留学生様に備え、私の携帯にはすでにハロルズホテルの電話番号がしっかり登録されており、通話率は非常に高い。
予約電話:09177118828(たぶんGlobe)
部屋の予約をし、当日チェックインするところまでアテンドした。
受付嬢は美人だが、ふて腐れた顔をしている。
残念な国だ。
ホスピタリティ溢れる国という情報はガセなのか。
イラっとする気持ちを抑えつつ、ゲストシートに携帯番号を記入し署名させる。
「デポジット1000ペソです」
ここで基本的に日本人ゲストは焦る。
部屋のミニバーや外線電話などの保証金だ。
何も無ければチェックアウトの時に返金される。
もし忘れたら受付嬢の小遣いとなるのでご注意を。
「じゃ20時にロビーで!」
この瞬間私は一時的に解放された。
次はパートナー調達。
案内する側としても選ぶ側としてもそこに手間をかけたくない。
ホテルから直線距離にして1kmのインフィニティに連れていった。
ここのメリットは立地と駐車場の広さ。
そして、箱が狭くババエも一か所にぎゅっと集められているのでサクッと選べる。
とりあえず黄色い泡の出る液体2本だけ注文。
乾杯しコップ1杯飲み干したあたりですでに後ろに並んでいるGROの存在にそわそわしているのが明らか。
GROとはステージで踊らずただ客とイチャついてドリンク飲むコンパニオンのこと。
ダンサーの方がちょっとだけ手当が付くのだ。
彼は我慢できず立ち上がった。
盛んにアピールしてくるが、彼が目を合わせてしまったのがその店でも一番のタンボック。
「オイオイそこ行くか。。。」と思ったのだが、ひょっとしてデブ専かもしれないので水差すようなことはしなかった。
早くパンツ脱ぎたいと彼の顔に書いてある。
さっさとアミーガに二人を積んでハロルズで下しモトボサツ的任務の終了だ。
連れだしナンボ?
「Tag pila ang Bar fine ron?」
タグ ピラ アン バーファイン ロン
美輪明宏似のママさんに聞いてみた。
ママは女性にしては少しデカい指を5本広げてこう言った。
「5K」
フィリピンでKとはゼロ三つを意味する。
つまり5千ペソのことだ。
客によって値段が微妙に違う世界なので、それが定価かどうかわからない。
一般的に私がビサヤ語を話すとローカル価格にしてくれることが多い。
私と客は個室へ連れて行かれた。
お会計。
闇取引の場面だ。
5Kはそこで払い、黄色い泡の出る液体2本だけは堂々と店の中で払うサル芝居。
隣のセブンイレブンの前でババエが待っているからそれをピックアップするように指示された。
予定通りタンボックはセブンイレブンの前にいたが、知らずに見ると一般人だ。
アミーガへパロパロ留学生とタンボックを乗せアミーガをハロルズへ走らせた。
二人がエントランスからエレベーターへと消えていくのを見届けて任務完了。
そして、私はいつものバーガーキングで孤独のグルメ。
そして翌日。
どうでした?
「服を脱いだらさ、腹が凄いんだよ」
ふふふ。定番のリアクションだ。
毎日の食生活がライスとフライドチキンとコーラのヘビーローテーション。
まだ20歳なのにすでに子供がデフォルトで2名。
これがフィリピンだ。
「次は痩せてて胸だけボヨンがいいな」
はいはい、おじいちゃん 次は老眼鏡かけてちゃんと選びましょうね!
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