フィリピンの闇

【選挙期間中の失望感】フィリピンを脱出したい人達が目指す場所とは?トップ3か国大公開

投稿日:2019年5月15日 更新日:

変わるフィリピンの価値観

フィリピンのコンサバな伝統的人生観の中で公立学校の先生になるのが庶民層の生き方では頂点とされている。

100年前の日本も同じように地元の名士の長男は学校の先生になるという時代があった。

私の故郷長崎ならば長崎の公立進学校を出て長崎大学へ進み、三菱重工長崎造船所へ就職するのが親孝行のひな形と言われていた。

先日、バイヨット(オカマ)の知人と7年ぶりに再会した内容の記事を書いたが、彼は現在公立小学校の先生をしており、ローカルの庶民層の中では型にハマったような優等生の生き方だ。

しかし、本人はあまりそのことに満足しておらず、親のごり押しもあり渋々諦め先生をしているのを知っている。

先日あった時に聞いた話では彼は公立小学校の先生という庶民のゴールを捨て、ニュージーランドで働くことを計画している。

そこでは高校の化学の先生の職につける可能性があるという。

昨年オーストラリアで働ける機会がめぐって来たのだが、収入も高いが物価がもっと高すぎて決意できなかったらしい。

次に検討したのはアメリカのニューメキシコ州での仕事だったが、労働ビザが2年で終了するので諦めたらしい。

フィリピン脱出検討

選挙真っただ中の5月13日(月)の夜に突然フィリピン国内で爆発的に検索されたキーワードの筆頭がMigrate(移住)という内容だった。

つまり、選挙というフィリピン国内の未来を担う事柄よりも地獄のようなフィリピンを脱出したい人が沢山いるということだ。

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地元メディア

現在のフィリピン人の移住先として注目されているのがカナダ、オーストラリア、ニュージーランド

特に月曜日の夜にこの検索が劇的にヒットしているので選挙の絶望感を反映しているという見方もされている。

 

英語を公用語にしたおかげで、能力のあるフィリピン人はどんどん海外へ移住している

フィリピンに比べると圧倒的に出稼ぎ先の国の方が住みやすく、アドバンテージは比較にならないという声も盛んに聞こえてくる。

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フィリピン経済が発展すると内需が増え海外出稼ぎ者が減るという話を随分前から聞いているが、まだまだ現状としてはその時代は見えてこない。

一般庶民層は私のように日本という先進国からわざわざフィリピンという修羅の国に来て住んでいる物好きな日本人のことを理解できないだろう。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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