「ボサツさん、実は俺ハーレー買ったよ」
そういって彼は買った時の写真を送りつけて来た。
先日私が書いた「フィリピンではなぜか自動車免許でハーレーが乗れる」という記事を読んだらしい。
そして、彼は日曜日の朝セブ市を離れハーレーで一人旅に出るという。
ヘルメットがキャプテンアメリカ風
セブの市街地では渋滞でライディングを楽しむどころではないが、週末の郊外は十分楽しめるという。
「北だね。」
「だって南はカルカルまで渋滞がひどいけど、来たはリロアン過ぎたら、風景と共に風になれる。」
セブ最北端の町から
セブの北端まで行ってセブ市に戻ってくるのに往復何時間位かかる?
うーん、途中適当にピットインするけど、朝に家を出て昼にはセブ市に戻ってくる感じ。
へぇ、意外とあっという間やね。
「こんど一緒に行こうよ。」
彼はそう気軽に言うが、私はきっと行かないだろう。
なぜなら一緒に行くと自分もきっとハーレーが欲しくなるに決まっている。
2005年のあの日、己の肉体だけに専念すべく乗り物へのこだわる性癖は封印したのだ。
知っている。
買ってしまえばとことんこだわり、デイトナの工具セットなんか揃えないと気がすまなくなるのだ。
そして、とっくにやめたタバコを吸い始め、ライターもハーレーアイテムにしてしまうだろう。
私はセブ島内のプール付きローカルリゾートへ家族連れで一泊二日の小旅行に出かけることがたまにあるのだが、基本的にセブ南部へ出かける。
人間なんて贅沢な生き物で、家族がいれば時々一人になりたがる。
孤独が寂しすぎてフィリピンという賑やかでうっとうしい国に流れ着いたくせに、金曜日の夜は近所のスポーツバーでグリーンのサンミゲルプレミアムを飲むのが密かな楽しみだ。
独リハ寂しいくせに一人で飲むのが好きだ🇨🇿 pic.twitter.com/KN0Svw5xx9
— モト ボサツさん (@motobosa02) September 20, 2019
サトウキビ畑の間を淡々と独り北へさすらえば、きっと北九州時代の孤独な洞海湾を思い出すだろう。
元々、仲間欲しさに群れるのは得意じゃない。
金曜日の夜に付き合いが悪い理由はここにある。
俺も近いうちにサイクロン号で独り北部をさすらおうかな。。。
参考記事
米二輪車大手ハーレーダビッドソンは30日、2022年までの中期経営計画を発表した。アジア市場での販売拡大に向け、中小型のバイクの品ぞろえを増やす。22年までに最大2億7500万ドル(約300億円)超を投じて生産体制を整え、17年比で売上高を10億ドル伸ばす計画だ。
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