セブ旅行の記憶が薄い
私の住むセブのメイン産業は観光なのだが、かつて観光でセブを訪れた事のある日本人ツーリストの記憶は薄い。
「いや~7年前に会社の旅行できたことがあるんですよ」
「うーんたぶんそうですね ホテルに滞在したけどどこだったかな。。。」
「いや~ホテルだけで終わりました」
社内旅行のツアーパッケージでセブへ来てどこかのリゾートホテルに滞在したという記憶しかない。
セブに行ったことがあるという事実しか残っていないという人が多い。
ホテルから一歩出ると急に周りはヤギとか歩いている物騒なローカル地域というイメージが強くまたツアー会社からもホテルから出るなという説明があったりするようだ。
もちろんホテルの外へ出る観光客もいるのだが、行先はだいたい観光ガイドブックに載っているセットとなる。
- サントニーニョ教会
- マゼランクロス
- カルボンマーケット
- サンペドロ要塞
- トップス
- 道教寺院
サントニーニョ教会からサンペドロ要塞はダウンタウンと呼ばれるエリアにあり、またここがセブでも屈指の危険地域に指定されている。
語学学校のオリエンテーションでは留学期間中には行いないようにという指導があったりするのだ。
セブの田舎の人はとくにコロンと言われるダウンタウンの繁華街へ出る時にアドレナリンが充満するらしい。
40年程前のセブではスリや犯罪が起きる唯一の場所といえばダウンタウン位しかなかったのだ。
そのイメージがセブのローカル層にはいまだにアップデートされず恐ろしい場所として君臨している。
実際はアヤラモール周辺やITパークでの被害件数の方が多い。
日本人が行かない方が良いとされるダウンタウンにある観光地だが、マゼランクロスがロビンソンギャレリアというショッピングモール1Fに出来た。
ショッピングモールが観光地
セブ島の観光名所 マゼランクロスJr. がRobinsons Galleria にできた🇵🇭
天井の壁画もあり、わざわざダウンタウンなんかに行かなくてもインスタ映え✨✨✨ pic.twitter.com/5jFdYEtHbQ
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) February 3, 2020
エアコンの効いた快適なショッピングモール内に出来たマゼランクロス。
わざわざクソ熱い中ダウンタウンまで行かなくてもいいのだ。
少し小さいジュニアサイズなのだが、カトリック教徒でない私としては殆ど同じに見えてしまう。
SNSへ投稿してみると反応が分かれた。
フィリピン人のHEさんは「Same with the original(本物と同じ)」だと言うが、日本人のMKさんは「えwww絵が全然違いますね」という反応。
全体的な印象は同じなのだが、よく見ると全然違う!!
左が本物で右が最近できたコピー
赤い旗を持っている布教している人の服装は左は当時の宗教服だが、右は空手着っぽい。
そして左の本物はその人を前に跪いているが、右はタンバイ男が数名座っているだけだ。
違いを探すと無限に出てきそうだ。
この創作感こそがザフィリピンな気がする。
ジプニーあるある
マリア様も猿の惑星のジーラ博士っぽくデフォルメされることが多い。
観光客を呼べ
しかし、マゼランクロスの天井に書かれた絵が本物と全然違うことなど私を含め観光客は知らない。
このちょっと小さいマゼランクロスをどういうつもりで設置したのか謎だが、インスタ映えすれば何でも良いという風潮がある昨今、観光客が喜んでSNSにアップしたくなるようなミニチュア観光地シリーズをショッピングモールの中にバンバン作るべきだと考える。
語学学校のスタッフも「ダウンタウンに行かずにロビンソンギャレリアに行ってください」とシンプルに言えるのだ。
かつて潰れそうだったJセンターモールが息を吹き返したのは外国人が集まるイミグレーションを誘致したことによる。
要するにオカニ(お金)もった外国人をいかに集めるかがセブの正しい生き方だ。
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