ざる状態のロックダウン
『日本人はBCG予防接種を子供の頃にやっているからコロナに強い』という都市伝説が世間を賑わせていたが、このところの検査結果を鑑みるとBCG伝説もなんだか雲行きが怪しくなってきているように思われる。
日本では巨額の税金を使って給食のおばさんが使う謎の小型マスクが各家庭に送られてくるという措置が取られているようだが、私は税金を一銭も払っていないのでお笑い劇場でも見るような感覚で傍から笑っていられるが、日本の納税者の心情はどんだけなのか?
集団主義の日本では香港のように市民が暴動を起こすことは100%起きない代わりにツイッターとかで吠えて憂さ晴らししている様子が盛んにうかがえる。
なんと統治しやすい国なのか?
ところで、セブに関してはザル状態のロックダウンを数週間も続けているが、外出禁止のはずなのに、いつもどこかで濃厚接触まつりが開催されており、あの様子では誰が見ても感染が短期終息するとは思えないだろう。
デリバリーのバイクも盛んに走り回っているが、先日近所にやってきたデリバリースタッフに聞いてみたところ普段より超忙しいらしい。
インカムも増えて何よりだが、別の見方をすれば、バイク便を介して各家庭にウイルスをばら撒いているという懸念もある。
フードパンダのドライバーによると明日からセブ市→マンダウエ市への配達は禁止になるらしい#セブ市のコロナ持ち込み禁止
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) April 16, 2020
フィリピンに住む日本人の心境
よく日本政府をディするネタとして「フィリピンの行政判断は素晴らしい」と言っているのを見かけるが、実際フィリピンに住んでいる私にとっては全くそう感じられない。
素晴らしいどころかアホですか?と思うことの方が多いのだ。
日本は高齢者を中心に10人に1人が1億円の資産を持っていると言われているが(それってホントかよ?)、フィリピンの場合、一旦収入が途絶えると15日後には飢えるという自転車操業型の生活を送っている人が大半なのだ。
うちはティムが私になんの相談もなく実家に送金を始めた。
実家への送金はフィリピン人と生活する日本人の定めだと最初から分かっていたのでここで波風立てるつもりはないが。。。
言わせてもらうと、ティムの家族を支えているのはドテルテじゃなく俺だ。
税金も無駄にはらいつつ、フィリピン人ファミリーまで9名も養っているボランティアぶりは自分でも俺ってアホやねと思う事はよくある。
こんな感じでフィリピンの国民は無駄に苦しんでいるのが現状でたまたまサポートを受けることが出来るファミリーはラッキーなだけだ。
某質屋にオカニ(お金)を受け取りにいくファミリーの様子#一人でいけよ pic.twitter.com/KiT7OCNlnk
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) April 17, 2020
もしフィリピンが本気でコロナをシャットダウンするつもりなら、2週間分の食料を各家庭に確実に配って、ドアから外に一歩も出さないという強硬策に出ないと時間の無駄だ。
私は食料は要らないから2021年の事業税を半額とかに免除してほしい。
しかし、セブの街には軍隊が人々の無駄な外出を規制しはじめ、近々本当のロックダウンを行う予感がする。
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