フィリピン人を雇う際のポイント
フィリピン人を雇う場合にチェックする項目として元も大事なのが「顔」だが、最近のアプリは美肌補正を含む顔面修正機能がずいぶん進歩しており、ほぼ別人のようなクオリティに仕上げるので写真選考で騙されてはいけない。
顔面偏差値の次に大事になるのが学歴や職歴となるのだが、ここで絶対に避けるべきフィリピン人応募者の条件に大きな反響があった。
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【失敗しない】フィリピン人の履歴書でチェックすべき最重要ポイント
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私の経験上、勤続年数が1年未満で辞め続けている人は絶対に変な辞め方をすると断言できる。
これは私が10年以上フィリピン人と仕事で関わってきて統計的に出ている結果なので仕方がない。。。
それと、もう一つ大事な点を書くのを忘れていたので今回は追加情報として追加したい。
宗教にこだわれ
アジア唯一のキリスト教国という言われ方をしているフィリピンだが、9割がカトリック教徒で少数のプロテスタントとイスラム教がいるという内訳だ。
仏教徒中心の日本からするとカトリックとプロテスタントの何がどう違うのか等どうでも良い話だと思うが、欧米では棲み分けがはっきりしており、ずばりカトリック教徒には貧困層が多く、プロテスタントは医師や弁護士などを始め社会的地位の高い人が多い。
もっと言えばカトリックは一部の識者から貧困製造教とさえ呼ばれている。
私はカトリック系の幼稚園を卒業しているので教義に対して多少造詣が深い方なのだが、カトリックのあのほわっとした雰囲気は嫌いじゃない。
しかし、カトリック教徒だらけのフィリピンで生活していると一般的に言われるフィリピン人の言動はフィリピンカトリックの教えが根本にあると感じるよう思う。
まず、カトリックは儀式にこだわり、プロテスタントは聖書の教えのみに忠実である。
セブの学校が勉学よりもやたらと歌や踊り中心となるのも儀式中心であるカトリックの影響を強く感じる。
特に利害関係がなければ表面的に陽気で細かいことを気にしないフィリピン人との交際は日本の堅苦しい連中よりも100倍楽しいのだが、クライアントを巻き込む仕事となるとそうも言っていられない。
特にクライアントが日本人となると日本の基準を当たり前に求めてくるので板挟みにあってしまう。
風が吹いたら遅刻して雨が降ったら仕事お休みという人達を使って働くと納期に絶対間に合わない。
しかも向こうは悪びれることなく堂々としており、だんだん煮ても焼いても食えないやつらだと思うようになってしまう。
フィリピン好きな人はフィリピンで働くとフィリピン人の事がいつの間にか嫌いになってしまう恐れがあるので働かない方が良いと思う。
そして、義務感のない権利主張という切り口で何度かブログにも書いたことがあるが、仕事に対する優先順位は低いのに残業や土日出勤の賃上げに関しては現地の労働局を巻き込んでの騒動を起こす。
しかし、そんな中でも「お、こいつ他のフィリピン人と違うやん!」とキラリと光る人材が突然現れたりする。
カトリック以外という選択肢
時々ふと現れる掃きだめに鶴なフィリピン人の殆どがカトリック教徒ではない。
これはあくまで私の個人的経験を元にした考えなので積極的にカトリックを侮辱するつもりはないのだが統計的に歴然としている。
具体的な宗教名は挙げないが、コイツは他と違うと思わせるフィリピン人はカトリックではないと断言できる。
教義関係で酒を飲まないとか、クリスマスパーティーに出席しないなど年中お祭り騒ぎをして人生楽しんでいるフィリピン人らしくない行動をとるのだ。
宗教の話はとてもセンシティブな要素があるのでこの切り口でフィリピン人を評価する人は少ないが、心の中でうっすらと感じている人も多いのではないだろうか?
うちのティムに聞いてみた
カトリック教徒のティムに対してこの質問は聞き辛い項目なのだが、私の質問に対しティムは渋い顔をしながら「そう」だと答えた。
やはりフィリピン人の中でもそういう認識はあるのだ。
築300年以上経過しているカトリックの教会と比べひときわ目立ってる淡いスカイブルーの綺麗な教会がある。
Iglesia ni Cristo イグレシアニクリスト 通称 INC(アイエヌシー)
会社のオーナー自体がその宗教だったりするのだが、それ以外でもアイエヌシーの人は真面目だから好まれるという。
ティムがスービックに住んでいた時代もアイエヌシーじゃないと採用されない企業がいくつもあったらしい。
フィリピン人の考え方
うちのティムはカトリック教徒だが、私の知る限りこの10年ほど日曜日の朝教会に行ったことが一度もない。
ちょっと気になったので聞いてみた。
私に黙って時々行くらしい。
しかし、この続きが衝撃的だった。
一般的なカトリックのフィリピン人の行動を観察していると真逆だ。
お願いごとや悪さした時の懺悔に利用するというのが一般的にでお礼をしているイメージはない。
ティムの近所に住んでいた素行の悪い家族は白い粉を扱ったり警察にお世話になる事ばかりしていたらしいが、敬虔なカトリック教徒で毎週日曜日に家族で教会に行っていたらしい。
それを見て、フィリピンのカトリックに疑問を抱き始めたらしい。
そして、ティム的なジーザスとの付き合い方は良いことがあった時にお礼をする時だけだと決めたらしい。
まとめ
フィリピンでは必ずといって良いほど宗教を聞かれる。
これは宗教によって偏見が存在しており、うちのカワイイちゃんが数年前に幼稚園を落とされたのも私が仏教徒だと告げたことによる可能性が高い。
ティムは違うというが、面接のときに私が宗教を聞かれ「仏教徒」だと正直に答えたら顔色が一瞬変わったのを見逃してはいない。
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セブでは名の通った名門幼稚園だったのだが、ティムと私はファーストラブだったのか等と余計な質問が目立ち奇妙にさえ思った。
まあ落ちて良かったと思う。
カトリックが貧困製造教であるという言われ方は当たっていると思う。
南米を中心とする元スペイン領の共通点は治安の悪いさ、貧困、そしてカトリック教徒であること。
かつてニューヨークで暗躍した有名なギャング組織はカトリック国のイタリア出身。
カトリックがというよりもジーザスへの感謝よりもお願いごとや許しばかりに特化する非植民地スタイルのカトリックにその根拠があると感じる。
陽気なラテン気質は利害関係のない間では日本との違いを存分に楽しめるが、利害の絡むビジネス面では考慮に入れるべきだろう。
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