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2013年~2016年 モトボサツ勝手にブログセブ島編 カテゴリー別
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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事
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セブの日本人墓地を案内して貰った
以前、【明日は我が身|日本人がフィリピンで死んだらどうなるの?!】という記事を書いたが、その流れで戦前よりセブにあった日本人墓地の話を聞いた。
昔のフィリピンは日本よりよほど豊かで、現在の荒廃した東南アジアの病人の面影はなく、わざわざ富を求め日本から移住してくる日本人も多かったという。
セブにも日本人学校が出来るほど多くの日本人が生活をしており、セブの大規模スラム街ロレガ地区に日本人の墓地が存在していたとのことだ。
しかし供養する人もなく、墓は荒れ放題で墓石も無残に倒されてしまっていたので日本人会により別所へ移動した後、大火災で更地化し現在ではバラックが立ち並んでいる。
動画レポート
跡地でも良いので一目見て見たいと思い、ロレガのバランガイホール(自治体)を訪ねてみると気前よく案内して貰えることになった。
しかし、連れて行かれたのがその地区に住む日本人の家。
幸い、その家の人は外出中で妙な説明をせずに済んだのが、不安が一気に募った。
恐らく「日本人」という単語しか聞いていなかったのだろう。
もう一度説明し直し墓地の跡地へ案内して貰った。
2014年の大火事のあと撤去され跡形もないと聞いていたが、賑やかな公営市場がありまさかそこが昔墓だったとは到底思えない環境だ。
しかし一緒に来た3名が全てこの辺に日本人の墓があった口をそろえて言っているので間違いなかろう。
2014年の火災の後
セブ島ロレガ地区 2014年の火事 pic.twitter.com/jkgsXLNY2m
— モト ボサツさん@国籍間違われた (@motobosa02) December 28, 2020
大正時代の墓
セブ島の旧日本人墓地の写真(撤去前)大正9年 金ケ江静子 行年2歳#セブでこの地域を支援していた方から頂いた #ロレガ #フィリピン pic.twitter.com/Q7CIuakKWM
— モト ボサツさん@国籍間違われた (@motobosa02) December 28, 2020
旧日本人墓地 #セブ #ロレガ pic.twitter.com/opTlGa2Pu9
— モト ボサツさん@国籍間違われた (@motobosa02) December 28, 2020
地元メディア記事
サンミゲルのバランガイロレガにある100年前の市営墓地は、有名なセブアノ人と第二次世界大戦の退役軍人の墓地でした。
約9,000平方メートルの墓地は、1936年に建てられました。しかし、それよりずっと前、実際には1912年には、最も古い墓の1つにある痕跡に基づいてすでに墓地として使用されていました。
この墓地は、セブアノの革命指導者であるエンリケ・ロレガ将軍と、この地域のランドマークであったサンミゲル倉庫にちなんで名付けられました。
墓の一つは、1919年4月4日に生まれ、1920年11月29日に亡くなった1歳の日本人の女の子、金ヶ江静香のものでした。
墓地には、戦争中にセブに住んで死んだ日本兵が所有する他の墓があります。
別の日本人墓地
するとタガログ語を話す背の高い男が別の所に日本人の墓があると言い出した。
そういう情報が全く聞いた事がない。
期待感ゼロのまま乗りかかった船とばかり、とりあえずついて行くことにした。
スラムから出て大通りを渡りマボロ方面へ暫らく歩く。
右へ曲がった所に墓地があった。
しょっちゅう車やバイクで通り過ぎるあたりだが墓には全く用事がないので存在すら知らなかった。
ゲートを入ると先導した男が「付き当たりがそうだ」と言いながらおもむろに指さした。
そして言われた方面へ歩いて行くと。。。
中国語で宿霧(セブ)と書いてあるじゃないか!!
やられたと思いながらもどうせそんなことだろうとショックは少なめだった。
セブの日本人墓地に連れて行ってくれるというのでついてったら中国人墓地だった🙄 #その違いがわからないフィリピン人 pic.twitter.com/LlEgiG2rXV
— モト ボサツさん@国籍間違われた (@motobosa02) December 26, 2020
フィリピン人にとって中国人と日本人の区別は微妙。
そもそもジャッキーチェンを日本人だと思っているフィリピン人の方が多い。
もうせっかくなので中へ入ってみることにした。
墓地の中では子供が沢山遊んでいた。
フィリピンあるあるな墓地が家の人達だ。
しかし、恐ろしいほど荒れている。
夜になるとキョンシーが出てきそうなおどろおどろしい雰囲気。
崩壊寸前の墓石を見ると中華民国と書いてある年季の入った物が多い。
世代が移り変わり世話をする人もいなくなってしまったのだろうか?
しかし、墓に住む人は大胆だ。
墓石を基礎代わりに増築して住んでいる。
手ごろな墓石をプランターの台替わりにしていたり、墓石の上でカードゲームをするフィリピーノたち。
どうやら全く悪気はなさそうだ。
幽霊を怖がるわりに墓を粗末にしたらバチが当たるという概念はないのだろう。
印象的なのは墓地の中に子供が多いということ。
死んだ人がやって来る場所で誕生する命。
まさに生と死が同居する興味深い場所だ。
墓で生まれ合理的にそこで死んでいくのか?
しかし、もし自分がそこに眠る死者だったら常に人が沢山いて寂しくない気がする。
もしフィリピン人が日本人墓地へ連れて行ってくれると言い出したら、それは100%中国人墓地だろう。
この情報が参考になれば幸いだ。
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