コロナ帰国後の生活

SMで破水?!禁断の強制立ち合い出産|7年前の今日、俺は分娩室へ呼ばれ現場をモロ直視

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2013年~2016年 モトボサツ勝手にブログセブ島編 カテゴリー別

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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事

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カワイイちゃん誕生の秘話

今日は私の愛娘「通称カワイイちゃん」の7歳の誕生日。

そして今朝ティムから強烈な写真が添付された。

出産時の写真でカワイイちゃんの頭がアソコから30%ほど出てきている瞬間の画像だ。

粘液でシットリ濡れた髪がまるでフィリピンのフルーツ「Rambutan(ランボタン)」を彷彿させる。

 

 

その画像を眺めながら、しばし感慨にふけった。

よくフィリピンで7年間も生きてこれたもんだ。

医療が発達していないフィリピンでは乳児が生き延びる可能性が非常に低く、1歳の誕生日は盛大に行われる。

うちもホテルのホールを借りバイヨット(オカマ)のピエロを呼び盛大に行った。

日本では「7歳までは神の子」と言われて七五三のお祝いが定番である。

現代日本ではピンと来ないことだが、昔は7歳まで元気に成長することが当たり前ではなかったのだ。

日本の江戸時代に相当するフィリピン医療の下、子供が7歳まで無事に成長するということは「有難い」ことだと思っている。

 

7年前の今日、ティムと私はセブ市にあるSMのスタバでコーヒーを飲んでいた。

出産予定日まで1週間以上ある。

しかし、トイレから戻ったティムが慌ててこういった。

 

ティム
破水したみたい。。。
モトボサツ
え!予定日は1週間後やろ?

 

ティムは急いでかかりつけのドクターへ電話をかけた。

ドクターは運良く電話に出てくれた。

基本的にフィリピン人は仕事の電話は極力出ない傾向にある。

これが日祝日や夜間だとアウトだった気が。。。

 

ティム
今日生まれるから今すぐ病院へ行けってさ
モトボサツ
Sige Sige Sige

 

行先はChong Hua(チョンワ)病院。

セブの中心地フェンテオスメニアの近くに古くからある高級私立病院で隣接するRarcial(ラーシャン)バーベキューから風に乗って流てくる香ばしい匂いを嗅ぎながら入院できるのだ。

直ぐに分娩室へ。

私は入院手続きで受付へ向かった。

相変わらず訳わからんフィリピンの病院の混沌とした鬼の分業システムだ。

バコロドから手伝いに来ていたティムの妹がチョンワ病院へ到着。

ティムが出産後1日だけ入院する部屋を確保し移動。

25歳で子供を3名持つベテランの妹によると、ティムの産道はまだ1cmしか開いていないので生まれるのは明日だと断言する。

しかし1時間後に分娩室のナースから病室へ電話がかかった。

 

「そろそろ生まれるからボサツさん分娩室へ来て」

 

ティムが私に何の相談もなく「立ち会い出産」を申し込んでいたのだ。

極力男性はあの現場を見ないほうが良いというのが世間の通説だが、ここはもう流れに任せるしかない。

無菌室ということで手を洗いビニール製のカバーで全身を覆い室内へ入った。

分娩台の上にはティムが横たわっている。

ドクターは横にある鉄製のハンドルを握るようにティムへ指示した。

私はただ現場を見守るしかやることがない。。。

あのクールな強い雌ライオンが額に血管を浮かべ苦しい表情を浮かべているのを初めてみた。

そして5分、いや10分ほどリキんだか?

カワイイちゃんの頭が出てきた。

 

あれから7年

大きな病気や怪我もせずスクスク育ったのは一重にティムの強さを受け継いでいるに違いないと思っている。

拝金主義全盛の現代日本では「子供は負債」とか「家計を逼迫させる経費」でしかないという意見が目立つがとても残念で寂しい考えだと思う。

 

コロナ禍で更に視聴数が伸びる大ヒット映画「新感染ファイナル・エクスプレス「釜山行き」 のラストがこの映画最高のシーン。

自らがゾンビになってしまう前に自ら命を絶つ主人公。

最後に思い出すのは娘が誕生した瞬間の感動だった。

私もコロナがこのまま変異し続け、最後にゾンビと化してしまう前に彼と同じ道をたどり、そして同じことを思うに違いない。

昭和の九州では子供は親に感謝をすべきという強制力が働いていたが、私は逆だと思う。

親が子の誕生と存在に感謝し、高齢者は年金拠出金を支払っている若い世代へもっと感謝をすべきであろう。

11月5日に日本で七五三のお祝いが出来る事を心から祈る。

 

 

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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