コロナ関連

呪われたスマホ「ファーウェイ」|福岡空港の検疫の様子をレポート

投稿日:2021年2月17日 更新日:

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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事

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福岡空港での検疫レポート

前回の記事では「マニラのイミグレを通過後、飛行機へ搭乗し機内の様子」のレポート内容であったが、今回は福岡空港の検疫の様子を記録しておきたい。

実は、福岡の検疫の時、あまり世間に公表されていないスマホ関係の特殊な問題に見舞われたのだった。

あの戦々恐々としたフィリピン脱出という使命をクリアーし、飛行機の中ではゆったりした気分でWIFIも使えるという安息の時。

3時間40分の飛行時間はあっという間に過ぎ、眼下に懐かしい日本の風景が広がった。

始めてフィリピンを上空から眺めた時は、まるで植木鉢を地面に叩きつけたような赤系の破片に見えたが、日本は整然と灰色で統一されたコンクリートジャングルという印象だ。

1㎜のズレも許されないガチガチの国ジャパンへやって来たという実感がにわかに湧いた。

 

 

日本は想定以上に寒かった

2021年2月10日、午後2時15分、私の乗ったPR0426(マニラ→福岡)は無事に福岡空港へと着陸した。

日本は真冬だと知っていたが、飛行機から空港ターミナルへ向かう連絡通路は冷蔵庫と同じ気温。

セブ島にある会員制スーパー「S&R」の奥にある寒すぎる野菜コーナーをもっと強烈にしたような冷気が体全体を包み込む。

右手に滑走路を眺めつつ、空港ターミナル内を移動。

 

呪われたスマホの受難

 

階段を下りた所にまず乗客全員が集められた。

日本人と思われる乗客は私を含め数名のみであとは全員フィリピン人だ。

防護服を着た職員が乗客一人一人にアプローチし、スマホの中へアプリのインストールと設定を指示された。

 

日本の空港でインストールすべきアプリ

  • 厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」
  • グーグルマップ(トレース機能をONにする)

 

ファーウェイの闇

現在私が使っているスマホは「HUAWEI NOVA 7 SE」という機種で、アメリカがファーウエイ潰しの一環として「Google」を使えなくしたいわくつきのガジェット第一号なのだ。

日本の場合、スマホアプリといえば基本的に「App Store」か「Google play」の二択なのだが、私のスマホはQRコードを提示されてもアプリが入らない。

フィリピンではHUAWEI対応のQRコードのサービスがあったので、そこまでファーウエイの使用について問題を感じなかったが、日本ではいきなり社会から排除されてしまう。

さて、困った。

 

イノセント
なんでそんな変なスマホ買ったの?
モトボサツ
去年のパンデミックの期間中にスマホを買い替える必要があって、流通が遮断されたせいで店に在庫が全く無くなり、コレしか買えんかったとです

 

入国条件となっている「COCOA」もグーグルマップアプリもインストール不可だが、それを入れないと唾液検査へ行けない。

防護服に身を包んだ担当の女性職員。

歳の頃はそのさぉ、25歳くらいか。

フィリピンから得体の知れないスマホを持ち込んだオッサン(俺)の受難に根気強く付き合ってくれた。

しかもイチイチしゃがんで目線を同じくしてくれる。

30分ほどファーフェイスマホと格闘し、厚生労働省のサイトから半ば強引にインストールすることが出来た。

それだけで終わらない。

次はGoogle mapだ。

これに関しては移動履歴が残るマップアプリなら大丈夫だというオプションを貰う事が出来た。

フィリピンとの大きな違いは、担当者が自分で適当に判断せず、セクションの責任者に指示を仰ぐことだ。

結局、「Maps Go」というアプリを見つけ出し、ロケーション項目をONにすることで許して貰えた。

修羅の国フィリピンと比べては何だが、こちらをとことん丁重に扱ってくれる姿が同じ地球上の出来事とは思えない。

こういうカスタマー主体な文化が時に勘違いしたモンスターを生み出してしまうのだろうが、セブでもマニラでもまるで弾圧を受けた難民のような酷い扱いを受けた直後の記憶が鮮明な私にとって正に神!!

ゆで卵片手に仁王立ちし権力の乱用を楽しむセブ島のイミグレ職員とは同じ人類とは到底思えない違いだ。

 

COCOAアプリの問題点発覚

 

厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」のAndroid(アンドロイド)スマートフォン版を「無用の長物」にする不具合が4カ月以上放置されていた問題は、厚労省のテストに対する姿勢の課題を浮き彫りにした。取材を進めると起こるべくして起こった問題であると分かった。

実はCOCOAの不具合が長く放置されてきた問題は、今回が初めてではない。初期バージョンにあった通知機能のバグの修正に3カ月を要する...

 

 

唾液検査へ

呪われたスマホ「ファーウェイ」のお陰で、最初の集合場所で1時間ほど時間を費やしてしまった。

そこから唾液検査へと進む。

成田空港では梅干しやレモンのポスターが貼り付けてあったらしいが、福岡空港にはヨダレが出そうなものは何も置いていなかった。

 

イノセント
せめて明太子の写真くらい欲しいところね
モトボサツ
ですたい!

 

唾液検査のサンプル提出はこれまで受けたテストの中で最高にスムーズだった。

そこから個人的尋問コーナーへ移動。

住所、電話番号が確認されるが、海外の電話番号しか持っていない。

結局、メールでの健康状態確認コースとなった。

ここを通過すると、あとは唾液検査の結果を待つのみ。

待合の所に電光掲示板があり、そこに自分の番号が出たら係員のところで結果を聞く流れとなっている。

30分ほど経過し、私の直前の番号まで呼び出しが出た。

次は私だ。

緊張感が走る。

 

しかし!

 

なんと、私の番号を飛ばして次の人の番号が出たのだ。

嫌な予感が湧き上がる。

ここで陽性と出たら宿の手配も含め、全てがなし崩し的に狂ってしまう。

ソワソワする気持ちを抑えつつ過ごし、ようやく私の番が来た。

 

結果は陰性!

 

なぜ順番通りに結果を表示させないのか不明だが、とりあえず娑婆へ出れる!!

空港まで歩いて5分の宿にとりあえず14日間ステイし、そこから得意の風来坊として生きようではないか。

外国人ではないが、暫らく身を寄せるホームステイ先が見ると嬉しい。

 

 

 

まとめ

今回のコロナパンデミックでフィリピンの子供達は学校へ1年以上も通えず、学力、メンタル面とかなり危機的な状況となっている。

実は、数年前からセブ島の子育てパパやママとの交流の中で、うちはカワイイちゃんを日本で育てたいという希望がある事を告げていた。

「ボサツさんセブから居なくなると寂しくなるね」と言っていた人達の方がドンドン先に引き上げていく。

昨年末、コロナ婚にて慌てて手続きをし、領事館を通じてティムを妻として戸籍へ入れた。

そして、日本でもタスクが山積みだ。

  • 住民票と各種手続き
  • 電話番号をゲット
  • ティムの在留資格申請
  • フィリピン免許を日本免許へ書き換え
  • 歯科受診
  • スポーツ外科受診(なわとび肩)
  • ガン検診(長年の希望)

ああ、この14日間という空白の隔離機関が非常にもどかしい。

せめて前回10万円の支給を受けていない帰国者限定で10万円の隔離補助金を支給して欲しいと願う。

 

追伸

改めて思うが、日本は礼儀正しく勤勉で、空港内を検疫職員の人は走っている。

フィリピンとはそもそも比べてはいけないのだろうが、外国人が訪日した際に可能するのは当然の結果。

私は一応日本人だが、あれだけフィリピンの権力にいたぶられ、人権の意識すらなくなっていたところへ天国にでも来たような真逆の対応を受けた。

ちょっと自虐的ともいえる感覚でバカ丁寧なのだが、幸福を提供している側が幸福度が低く自殺のメッカという皮肉が何とも切ない。

このテーマはぜひ今後の課題として記事にしたいと思う。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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