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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事
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日本だったら助かっていたという幻想
お笑いコンビ爆笑問題の田中裕二氏がくも膜下出血で救急車に乗ったが搬送先がなかなか見つからなかったという仰天ニュースを見た。
彼のような有名芸能人ならガッポリ取れそうなので現在入院中の患者を無理やり追い出してでもぜひ受け入れたい客のはずだが。。。
このニュースを見た瞬間、昨年日本人の知人がコロナ禍のセブで「くも膜下出血」で亡くなった時の事を思い出した。
丁度セブがコロナで医療崩壊している真っ最中、病院を幾つもたらい回しにされた挙句尊い命が犠牲に。。。
フィリピンで人の死に目に会うたびに「もし日本だったら死なずに済んだはず」と思ってしまう。
しかし、その「もし日本だったら助かったのに」という例え話が現在コロナ禍の日本で通用しなくなっているのだ。
救急車でたらい回し
セブでは昨年外国人がコロナ症状で救急車に乗ったまま8時間も待たされたあげく死亡してしまったという悲惨なニュースがあった。
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【震撼】セブ島医療崩壊の現状|外国人が救急車の中に8時間放置され死亡
もし良かったらここで1回ランキング応援クリックお願いします!! にほんブログ村 医療崩壊の現実 先日、ツイッターにてコロ ...
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たしかあの時も「もし日本だったら死なずに済んだはず」と思った記憶がある。
きっと日本ならコロナにかかっても電話一本でスムーズに何とかしてくれるだろうという幻想を持っている。
先日、日本に住む知人とオンラインチャットをした時に悲惨な日本の現状を聞かされた。
日本に住んでいる人にとっては既にニュースとなっており今更な情報だと思うが私にとっては最後の砦が陥落したような衝撃的事態である。
日本の医療現場がフィリピンに近づいているらしい😱
受け入れ病院がなく救急車の中で待たされ過ぎて死亡#日本最大のアドバンテージは国民健康保険制度と医療体制だったのに #医療崩壊コロナ禍のセブと同じ医療崩壊▶️https://t.co/V7Ce8S38DG pic.twitter.com/cQn2HYmUmz
— モト ボサツさん@国籍間違われた (@motobosa02) January 27, 2021
医療崩壊する二つの理由
費用と労力が2倍かかる
コロナ症状の有無にかかわらず誰かが運ばれてくるたびにコロナ対策の防護服を着用し、コロナ関連の検査も同時に行うので余計な余計な費用と労力がかかる。
つまり医療行為をやればやるほど赤字になる。
アメリカの地方病院では突然患者を転院させ従業員を解雇して閉じてしまうケースが増えているという。
ただでさえ人口減少と高齢化で採算が悪化している中で原価率の高いコロナ患者が押し寄せてくると資金力のない病院はひとたまりもない。
コロナ治療体制へ比重が偏っている
救命医療を減らしコロナ治療に充てているので救急の患者を受け入れられない。
医者、ナース、ベッドという医療リソースをコロナ治療へ回す。
それでも日本は凄い
コロナ前と後で東京消防庁管轄の救命ドアツードアの所要時間が31分41秒から35分08秒へ延びており、それが問題視されているのが凄いと思う。
比較のレベルではないが、セブ島だと救急車を呼んでもまともに来ない。
東京で救急車が出動して
病院に到着するまでの所用時間おととし12月
31分41秒去年12月
35分08秒3分半の延長を問題視する日本の凄さ
フィリピンだと電話しても来ない事がよくある(9年前救急車が来ないのでデング熱の患者を自分のアミーゴ号で運んだ)
— モト ボサツさん@国籍間違われた (@motobosa02) January 27, 2021
最大のアドバンテージが崩壊
フィリピンという変な国に10年以上住んみて初めて痛感する事は、日本の最大のアドバンテージは国民健康保険を含む医療体制であるということだ。
海外生活歴のない一般的な日本人の中でこの事を意識したり有難がったりする人はあまりいないだろう。
まさに日本に住んでいた頃の私がそうだった。
病気もしないのに毎月保険料の支払請求だけが強制的にやってくる奴隷制度の一角とさえ思っていた。
安心のある生活が当たり前という平和ボケ。
しかし、フィリピン生活開始後直ぐに日本の医療体制の有難みに気付いたわけではない。
私がフィリピン現地にて医療保険に加入したのは2度目のデング熱で苦しんだ8年前だった。
一度病気やケガをしフィリピン医療の高かろう悪かろうの洗礼を受け保険加入を決断する人が多い。
保険加入直後から味わう安心感のある生活はフィリピンだからこそ格別なのかもしれないが、日本もアメリカやフィリピンのように国民保険制度がなかったら体調を壊すたびに高額医療費の恐怖に怯えるだろう。
私が個人的に入っている保険は75万ペソ(160万円)までカバーされる内容だが、日本の国民健康保険との最大の違いは入院しないと保険の対象とならないという点だ。
さらに初年度はウイルス感染以外の入院でのカバーはかなり限定されており、慎重に選んで病気やケガをしなければならない。
幸いコロナでは今の所全額支払われているようだが、そのうち患者が増え保険会社の財政がひっ迫すると一部のみ保証という体制に切り替わるかもしれない。
日本に住んでいた頃は通院、入院に関わらず3割負担という医療費の有難みが全く分からず毎月使わない医療費を強制搾取されている感覚で捉えていた。
ぜひ一度日本の皆さんにお勧めしたいのが保険無しのフィリピン生活。
3年も住めばデング熱や肝炎、謎の感染症のいずれかで入院する経験が得られるので色んな意味での恐怖体験が得られる。
最低10万円からの入院費とそのクオリティの低さに絶望感、焦燥感、不条理などありとあらゆる負の感情が湧き上がり、そこで初めて海外の恐ろしい現状と日本の医療体制の素晴らしさが分かるだろう。
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